12.06.10, 02:40

教え子との食事会で

 久しぶりのブログである。
 もう40歳にも近い教え子たちと食事に出かけた。
 考えてみると、教え子と言えども、卒業後にこうして一緒の席につくのは、合格を果たしていたり、就職後もうまくいっていたり、という具合のある種の「成功者」が多かったのかもしれない。
 今日も三人中一人は自ら起業した社長さん、一人は大手メーカー敏腕営業だが、一人は派遣社員でいつ首切りされるのかわからないといった状況の教え子である。
 その派遣社員の教え子が真剣な面持ちで言うのである。
「先生には会いたかった。でも、二人に比べれば自分は一体何をしているのかという状況で、今日ここへ来ることを躊躇した」そうな。
 寂しいことを言うなよ、と思いながらも確かにそう思うのも当然なのかもしれないと感じた。
 わからないわけではない。
 だが、その子と話をしていて、私を含めた三人が「就職がうまくいかない理由」が何となくわかるような気持ちとなっていた。
 自分で勝手に進むべく道を狭く決めて良いはずはない。
 もっと選択は本来、広いはずなのに、彼の場合、成功体験とは真逆の失敗を繰り返すことで自信がなくなってしまった結果なのかもしれない。
 そんな人生を歩いている人は少なくないのかもしれない。
 お金に縛られた人生にも魅力はないが、あきらめる必要などどこにもないし、また、希望を持って前進してほしいな。
 私は横柄にも先生面の中で、何とかしてあげたい、という気持ちに駆りたてられた。
 もちろん、私が雇用する場所など用意できない。
 それでも、前を向いて歩いて行けるように何か話してあげたい。
 いつでもいいんだよ、連絡しておいでね。


by 西岡博史
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