11.10.30, 22:15

外部委託と派遣

 不景気が続くなか、社会保険や賞与、そして何よりも継続した身分保障をする必要がない雇用主の思惑と残業の必要の無さと強制的な帰属と束縛を受けない被雇用者の思惑が一致したことから、近年、新たな雇用形態(雇用ではないが)として脚光を浴びてきたのが、アウトソーシング(外部委託)と派遣委託である。
 確かに利益をあげることは企業の大きな目的であることに異論などだれもないし、これらの仕組みは今や時の趨勢であると言われてきたが、ここに?を投げかける流れも出てきて、見直しの風潮もあるようだ。
 それは、経費削減が大きな目的であったはずなのに、専門性の要求される業務の外部委託と派遣により、不可視な部分も多くなり、かえって経費増大になっているケースが多いことが指摘されている。
 弊社もこれまで何度も外部委託と派遣をお願いしてきて、緊急性のある場合、助けられたことも何度もあるので感謝している。
 しかし、私には経費等のコストパフォーマンスの問題よりももっと大きな問題を指摘したい。
 それは、仕事の良し悪しは全て「氣」というところに帰結すると思うのである。
 機械を使おうが、最終的には全て人の「氣」が入っているか否か、が問われるはずで、外部委託であろうが、派遣であろうが、この「氣」を入れた業務には製品にも「氣」が入り、完成度は高いのだ。
 ここを無視しての経営などありえない。
 そして、もう一つは企業主が何を求めて仕事をしているか、ということである。
 仕事はチームプレイであり、一人で成立するものではない。
 完成する過程にある相互の思いやりの無い場所に仕事は成立しないと考える。
 要するに外部委託であろうが派遣であろうが、一体感が感じあえる同志が集まり、仕事をしていくところに楽しさがある、と考えるのである。

by 西岡博史
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11.10.30, 01:06

大阪府知事選

 今は京都に住民票も移動し、愛する大阪には選挙権はないので、直接関係はないが、ほんと、この町をバカだと思っているのではないだろうか。
 とにかく、浮動票が多いのが都会の特徴だとも思うが、お笑いだの漫才師だのテレビの露出度の高い人が首長となってきた歴史がある。
 もちろん、テレビタレントの方々が総じて悪いとは言わないが、今日の何か勘違いされている方の出馬表明はどうしても理解できない。
 現知事の方とのテレビ共演があって知名度が上がったのだろうが、彼の事が嫌いだからだろうか。
 元々、大阪に所縁があった方でもなし、自民党も内部で結束がとれていないことが露呈している。
 人気でなってしまった国会議員の席をしっかり遂行できるように精進しなければこの方の真価は問われないはずだったのに・・・。
 「俺こそが」と思う気持ちも大切だが、どなたか周囲の方も民意の大半がどこにあるのか教えてあげないといけない。
 この方の出馬を今、一番喜んでおられるのは、現知事ではなかろうか。
 この方が出馬しなければ、おそらく現知事軍団は僅差で敗れたはずだ。
 ところが、この方の出馬で内部で票割れが起きて、現知事軍団に勝機がみえたような気持ちさえする。 
 それにしても、大阪はどの道を歩いて行くのだろうか。
 地場で仕事をされている中小企業の方々はとにかく一日も早い経済の立て直しを望んでおられるのは間違いない。
 
by 西岡博史
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11.10.29, 02:26

時間の厳守

 毎日のように締切りの仕事がある。
 明日には、これを仕上げないとと思いながら、その明日になるとまた新たな急な仕事が入り、前日に明日が締め切りっと思っていた仕事の優先順位は下にさがり、別の仕事のプライオリティが急浮上し、そして、時にはまた別な仕事に追われることになる。
 仕事の独立をして以来、ずっとこの状態が続いている気がする。
 だから、どの仕事も締切りぎりぎりセーフかアウトかギリギリの綱渡りの継続である。
 当然、いつも、何かに追われている感じである。
 要するに、約束の時間も同様で、常にぎりぎりか少し遅れ。
 これは自分が忙しいからと考えていたが、どうやら、違う気がしてきた。
 私よりももっと忙しいはずなのに、有効に時間を使っているような気がする人もおられる。
 結局、いつも周囲のサポートもあり、何とかなって、決定的には困らなかったから、今の私となったのだろう。
 ところが、再びよく考えてみれば、前述の通りなのである。
 「周囲のサポート」と言うより、「無理やりの容認」があって、自分は困らなかっただけで、周囲が困ったことは多々あったはずだ。
 弊社の生徒や従業員を見ていてもよくわかる。
 すぐに動いて、いつも提出のはやい人もいれば、どれだけ余裕があったはずでも、提出期限ぎりぎりの人もいる。
 ぎりぎりの人の多くはレギュラー固定メンバーである。
 約束した時間も同様で、遅刻気味の人もレギュラーである。
 私の父も祖父も始発の電車で仕事に行くような人であったので、遺伝は関係なく、その人の問題であり、その人がこれでは困る、と問題意識を感じない限り治らないだろう。
 「周囲は困っているんですよ」
 そんな言葉を耳にして初めてはっとした。
 困らせたい、困らせても平気、などは間違いなく思ったことはない。

by 西岡博史
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11.10.28, 00:05

運の分岐

 20世紀も世紀末に近づいた1995年1月17日午前5時46分、忘れもしない阪神淡路大震災が起きた。
 今年の東日本大震災が起きるまでは戦後最大、もう今後私が生きている限りこれ以上の被害を受ける地震は来ないだろうと少し高をくくっていたのが本音なほどだ。
 亡くなった方は6500人程、今年の震災のおよそ20000人とは地震の規模も被害状況も異なる。
 尤も被害だけで論じれば、1923年の関東大震災は地震の規模は前述よりも小さいがおよそ10万人程が亡くなったのだから、想像を絶する。
 今日、食事をしながら、知人と話していのだが、その知人は阪神淡路大震災をピンポイントで経験されていた。
 購入したばかりの家は、倒壊を免れたが、周囲の家は倒壊したそうである。
 また、以前に住んでいた家にそのままいたら、帰らぬ人となった公算も大きいと話された。
 では、いったい、これら天災被害の中で、命まで左右する違いはどこにあるのだろうか。
 それまでの信心の心などと言われても信じられない脳の構造となってしまっている。
 だが、「偶然」ではない。
 何かがあるのだ。
 そして、その理由が自分だけのものでもない。
 自分の力ではどうすることもできない力が作用し、神様は個人にではなく、人間全体に試練を出されているのだろう。
 それでも生き残った人たちの生きる姿は美しい。
 決して、負けず、あきらめず、一日もはやい復興をどけてほしい。

by 西岡博史
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11.10.27, 02:59

生徒募集!

 勉強が好きな子どもはどれぐらいいるのだろうか?
 勉強へのやる気がある子どもはどれぐらいいるのだろうか?
 周囲も見ながら、よく思い出してほしいが、実は、元々、幼児の頃は勉強が好きだった子どもも多いはずだ。
 大人の考える「勉強」とは異なり、「もっと本を読んで!」とか「もっとお絵かきしたい!」とか「どうやって書くのか教えて!」など、学習へのモチベーションも高く、好奇心でいっぱいであった子どもが殆どのはずだ。
 ところが、時間と共に、まずは難しくなってくることが大きいと考えがちだが、そのことよりも、学習の理解について周囲と比べられて評価されることとなり、それが少しでもマイナスの要素を含むものであれば、勉強が嫌いになってくるのかもしれない。
 だが、中学や高校なら、当然、評価はつきまとうのであり、そこは受け入れなければ仕方ない。
 ただ、親や私たち指導者が胆に銘じなければならないのは、学年が高くなればなるほど、「勉強は嫌い」「できればしたくない」と子どもたちが思っていることを大前提に指導してあげなければならないのである。
 ましてや、先日、某塾の前を通ったら、その看板に「やる気のある生徒募集!」とわかったようなことが書かれていた。
 自分自身も違和感なく前を通っていたような時期もあったかもしれない。
 今は全くその考えには賛同できない。
 そんな身勝手な募集があるか!
 「やる気がでないけど、何とかなるかなあと期待している生徒募集!」なのだ。
 そのやる気を出させるのが本来の教室の仕事だと思っている。

by 西岡博史
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11.10.26, 01:20

TPP

 今、マスコミの中でも非常に露出度の高い言葉、その一つが"TPP"ではないだろうか。
 別名、「環太平洋経済協定」と言うより「環太平洋パートナーシップ協定」と言った方がしっくりいくのかもしれない。
 もちろん、どちらも正しいし、英語では、Trans-Pacific Partnershipとなる。
 元は、2006年にAPEC参加国であるニュージーランド、シンガポール、チリ、ブルネイの4ヵ国が発効させた、貿易自由化を目指す経済的枠組みで、加盟国間で取引される全品目について関税を原則的に100%撤廃しようというものである。
 要するに2015年をめどに関税全廃を実現するべく協議が行われているのである。
 日本がこれに参加するとどうなるのか、いわゆるこれまで何かと諸外国から批判されてきた保護貿易が成立しなくなる、という大きな問題なのである。
 農業、漁業にいたっては、間違いなく大きな痛手となるだろうし、自国で守ってきた安全基準も護りきれなくなることも事実であろう。
 特に不景気の今、安全を無視した安価な製品で町を埋め尽くすことにもなる危惧から、この関連に従事している人々やその族議員も当然反対の立場から声をあげられている。
 だが、彼らも恐らくわかっていると思うが、世の中の趨勢であるキーワードは、情報公開のディスクローズと国境の無い社会のボーダーレスであり、反対しようが間違いなく、TPPという時代の流れに呑み込まれるのは時間の問題だろう。
 それは、なぜか?
 世界市場に関税は不要、そのイデオロギーは国境のボーダーレスに語り尽くされるのだ。
 エンドユーザーが今、一番ほしい物をオンデマンドに手に入れるにはTPP参加反対はナンセンスであるということだ。
 確かに厳しく保ってきた安全基準が異なってくるわけだ。
 だが、日本はどうして×で、他の諸外国が○となるスポーツが存在するのか、そのようなことがない理由からも、最後は握手で終えてほしい。
 時代の趨勢は肌で感じているが、この流れを日本だけで食い止めるには極端であり、どうしても自国の利益と文化の発展をさせたいのであれば、1639年に始まった鎖国を再度敷く以外にはない。
 だれも賛成しないことはよくわかっているが、こんな時代だからこそ鎖国もありかな、と思っている。
 もちろん、常に政府執行部は世界の情勢に目を配り、チャンスだけではなく、世界のビンチが訪れた時は助けの手を差し出すことが条件である。
 だが、この考えはかなり現実から乖離しているのは間違いない。
 北朝鮮であっても、実際は鎖国できているわけではないのだから。
 そうならば、全く逆の政策をとり、完全自由貿易体制で自らのアイデンティティと愛国心を貫く教育が大切だと改めて思うのである。

by 西岡博史
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11.10.25, 02:25

子どもも大人も・・・

 私はいつも人を容易に切ることができない。
 それで苦しんだこともあるのは事実だが、そこには大きな理由がある。
 それは、教室で預かる子どもたちの可能性は無限だと言いながら、「この子はできないから」とか「あの子はやる気がないから」などという理由は成立しないと心の底から思っているからだ。
 よくできる子ややる気のある子は私の教室に来なくても伸びていたのかもしれない。
 でも、その子たちにやる気の出る魔法、成績につながる魔法をかけていくことで、子どもたちが変わっていく経験を実際にしているから、切っては絶対にならないのだ。
 魔法はマジックではない。
 そこには、まず自分が「この子は伸びる」と心底思う魔法にかかることから始まる。
 そうすると、その子へのストロークが変わってくる。
 承認されていると感じた子どもは、それをイキに感じて勉強を始めてくれるのだ。
 あきらめていた子どもが変わることを実感する時ほど、こちらも幸せを感じることはない。
 だから、大人も切れない。
 年齢は関係ない。
 認めてあげた、或いは本気で認めてあげようとメッセージを出した大人もやっぱり本気になってくれることがある。
 だから、人に関わる仕事はしんどいこともあるが、やめられない。

by 西岡博史
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