08.10.31, 23:14

真水と純水

 政府は、財政支出を伴う事業規模26.9兆円程度の追加経済対策を発表したそうだ。
 国家予算が80兆円余りだと考えれば、かなり大規模な経済対策である。やはり、不況の深刻化を改めて感じるが、その中身を見ると、さすがに「ばらまき政策」と発表からすぐに揶揄されたが、今日の日経平均もそれに反応し、平均500円近くも下げた。
 確かに、家計への緊急支援として総額2兆円を限度とする生活支援定額給付や、年末に期限切れとなる住宅ローン減税も証券優遇税制も延長したり、では、大きな費用が動くにも関わらず、経済効果に疑問も感じる。
 また、何となく、私たち一般人には、何か一度利用してみたいなと思うような地方の高速道路で、土・日曜、祝日に、走行距離にかかわらず上限を1000円とする制度を新設したりなどの政策は目を奪われるが、この事による経済効果と渋滞緩和できない道路事情やCO2削減を目標としているエコの観点は如何に考えるべきだろうか。
 更に、これらの経済対策費は、負の遺産の積算でもあり、3年後には、消費税を10%にしたい、などと言う始末。国民をバカにしているのか、と言いたい。

 と、批判だけしていては、愚かなマスコミと同じであり、このブログを読んで頂いている人にはつまらないものになってしまう。
 マスコミは戦後「自由」を手にして以来、「批判」こそ仕事と誤解してきた部分があることも否めない。
 もちろん、国家が誤った方向に進むことに黙っていてはならないが、今の不況は1929年に起きた世界恐慌とは明らかに異なる人々の生活がある。
 誤解を招くことを恐れずに書こう。
 多くの人たちが貧困であった当時とは異なり、今は、二極化が進み、日々の生活にも窮する方々が存在するのも事実であるが、銀行やタンスに貯蓄のある方々が多く存在しているのもやはり、事実。
 実体経済が人々の心理に左右される真理があるのだから、ここは、批判を繰り返さずに、お金が動くことをためらわない報道をお願いしたい。
 そして、私たちの大切な仕事は、お金を消費することを単に奨励するのではなく、大切な目的や志のために使用するお金はすばらしいことを教えていきたいのである。
 経済対策の際に使用される「真水」という経済用語はわかりやすく、身近な感じがして好感が持てる。
 見せかけではなく、実質使用される国の経済対策支出を「真水」と呼ぶならば、政府の経済対策費に関係なく、自分の使命や夢・志のために使用する費用を「純水」と呼んでみよう。
 真水の下に沈殿した不純物など最初から無いのである。
posted by nishioka   全般    

08.10.30, 21:53

非日常

 朝から結局、仕事があり、パソコンの前に座ることとはなったが、今日はデパートでのショッピングを楽しみにしていた。
 ところが、クローゼットの中の衣類の整理をすることとなり、これが、予想はしていたが、ただごとではない作業となった。
 いつかしなければ、と思いながら1階の占拠していた2ヶ所のクローゼットを午後3時ぐらいまで整理したのだ。
 スーツやジャケット、ネクタイを思い切って廃棄、或いは人にさしあげる袋に入れる。
 確かにメタボってしまった結果、着れなくなったお気に入りは捨てにくいのは確かだが、型も古くなっているし、この2年ほどは着ていないものもある。
 ネクタイにいたっては、30本以上廃棄処分にしたものの、それでも、50本以上残っているし、毎日替えても大丈夫なのに、未練も残るが、思い切って袋に入れるとすきっとしたのも事実。
 急いで、京都のデパートに出かけたが、先程まで衣料類を触っていたのが災いしたのか或いは幸運だったのか、ぐるっと見回しても欲しいとも思わず、洋服関係は何も買わずに退散。
 自分でも「えっ?!」と思ったが、これこそ「非日常」を感じた日となった。
 とにかく、綺麗な場所に健全な精神も宿るのであり、整理することは気持ちよい。
 明日は、2階のクローゼットと仕事部屋をきれいにしてみよう。
posted by nishioka   プライベート    

08.10.29, 20:16

今年の漢字「混」?

 今年の1月だったと思うが、中国製の餃子にメタミドホスが混入されたことに端を発して、この数日も、連日のようにメラミンだのシアン化化合物だの防虫剤だの、安全でなければならない食品に様々な物が検出されたことが報道されている。
 本当に、私たちが口にできる安全な、そして、安心できる食べ物が何であるか、頭にクエスチョンマークが飛びまくる。
 不慮の事故もあるかもしれないが、全て必要以上の利益追求をした結果なのではなかろうか。
 私たち消費者も単に安価な物を求めすぎた結果が今にあるのではないか、と自ら反省もしなければならない。
 今日、読んでいた本に今の世界の市場は一体化し、コモディティー化(製品の規格化、技術の普及で、商品の差はなくなり、価格や量を判断基準に売買が行われていくことをさし、商品の個性がなくなり、低価格化、汎用化すること、と私は定義したが、別なとらえ方も存在するかもしれない)が進んでいると書かれていたが、コモディティー化を進ませてはならないのだと感じた。
 世界経済も「混沌」とする今、安全ではない物が「混入」され、食しなければならないおかしな社会、唐突だが、2008年、「今年の漢字」はズバリ「混」だと予測した。
 ちなみに、昨年は、どなたでも予測できたが、「偽」であり、見事的中した。
 今年も正解のはずだ。
posted by nishioka   全般    

08.10.28, 23:21

便利と不便

 世の中は「便利」になったものですね、と挨拶で使う言葉の如く度々耳にするし、自分も口にする。
 この「便利」という言葉にフックされて、自分も周囲以上にこれを追求し、お金をかけることも多い。
 パソコン・携帯電話など機器に対しては、だれよりも先に手にして喜んでいた。
 携帯電話は地下であろうが、ほぼ、至る所で受信は可能となり、圏外になることはめっきりと少なくなった。
 パソコンの使用もモバイルでの送受信も新幹線の中なら特にコンセントもついており、楽にできるようになった。
 だから、仕事から離れる時間が実は自分は殆ど無いのだ、と改めて感じた。
 いやではないが、正に寝ても覚めても、ふと気づけばパソコンの前に座っているし、携帯を片手に話している。
 これって、「便利」なのか!?
 
 実は「便利」を追求して、享受することで、「不便」となっていたのではないだろうか。
 
 明日から、弊社は3日間、全社一斉に休暇をとらせて頂く。
 そこで、社員は各々、「非日常」をテーマに時間を過ごすこととなる。
 平素、なかなか休みをとれないみんながパワーアップするのが本来の目的であるが、「便利」な機器を利用することがないのが一番ではなかろうか。
 私は残念ながら、仕事が山積しており、完全休暇とはならないが、この便利な機器の電源を切ることも良いかもしれない。
posted by nishioka   全般    

08.10.28, 01:30

生まれてきた甲斐

 朝早い、新幹線で東京に入り、最終の新幹線で大阪に戻った。
 池袋で自分の思いの一端を話したつもりだ。
 決して、私利私欲の思いではなく、いいものを提供したい純粋な思いだけだ。
 帰路、新幹線で6名もの方から、メールが入る。
 皆さん、リップサービスも含めてだろうが、私たちの考えたプログラムに賛同し、エールを送ってくださった。
 私は、本当にこの声に支えられて、日々仕事をしていると言っても過言ではないし、私のスタッフたちも同様だと信じている。
 私の好きな山本有三は、その作品「路傍の石」で下のように言われている。

 「たったひとりしかない自分を

 たった一度しかない一生を

 ほんとうに生かさなかったら

 人間は生まれてきたかいがないじゃないか」

 少し誤っているところはある。
 人間はすべからく、意味あって生まれてきたのであり、生まれてきた甲斐は全員均等に与えられているが、人生は少しずつ狂っている。

 人間に生まれてきたのだから、感謝しつつ、精一杯生きてみようと思うのである。
posted by nishioka   全般    

08.10.26, 23:13

ペットボトル回収の盲点

 毎月愛読する「プレジデントFamily」(プレジデント社刊)だが、今月は、特に脳についての科学した記事が載っており、楽しく読ませてもらった。
 ところが、そこに「えっ?」と思う別の記事が載っており、目が釘づけになった。
 記事はある意味、衝撃的な内容であり、ペットボトルの回収は結局、年間1200億円の税金の無駄であり、エコの観点からみても、無駄以外なにものでもない、とある。
 「1トンのペットボトルを作るのには2トンの石油が必要であるが、1トンのペットボトルを再生ペットボトルにするには、3.5トン以上の石油が必要なのだ」と書かれている。
 ところが、それでもなぜ、リサイクルをめざすのか、という事に関して、記事には、自治体からの補助金が出て、リサイクル業が成立するから、と書かれている。
 そんな馬鹿な事実が通っていてはとんでもない。
 しかし、この記事の見方が正しいとも言えないだろう、と懐疑的に調べてみると、リサイクルがされる前にペットボトルに使用していた石油はおよそ26万トンで、リサイクルをするようになってからは約200万トンの石油の使用が実態であり、4年前には、およそ50万トンのペットボトルを作り、再利用できたのは3万トンだけ、と書かれていた別の記事も発見。
 私たちは、それなのに、「エコ」という言葉に踊らされていただけなのだろうか。
 そんな事実がありながら、ゴミの分別を必死にしているとは愚かであるが、それよりも、軽いという長所を利用したペットボトルを普及させた飲料メーカーにも責任があるのではなかろうか。
 人や地球に優しいという宣伝文句をうまくついた詐欺行為ではないか。
 ところが、「ペットボトル回収は不要」と声をあげる事は、実は勇気ある事ではないかなぁと直感的に思う。
 それは、「地球に優しいこと反対」みたいに聞こえてしまう事が要因だ。
 本当に人や地球に優しくあるには、何が必要か根っこから考えてみる必要がある。
 要するに、「だったら、ペットボトルは可燃ゴミに入れれば良い」という考えでも何か腑に落ちないわけである。
posted by nishioka   全般    

08.10.26, 02:22

自分がしたいこと

 オーナーである知人と遅くまで飲みながら話した。
 愚痴を肴に飲む酒はおいしくないが、ポジティブであり、前を見ている人との酒はおいしい。
 本当に自分がしたいことがわかった時、進む速度は加速するのは大人も子ども同様であり、それが周囲から見て、たとえ、縮小に映っても、発展的であると言えることは間違いない。
 だが、通常、自分が本当にしたいことが見つからないまま、生きているが故に、周囲の声に反応してしまう。
 特に舵取りをしているトップは、自分が進むべき方向を決めたら、いちいち周囲の雑音に反応していては、その下で働く人たちも右往左往してしまう。
 知人の眼はしっかりと前を向いていて、羨ましいほどだった。
 頭で理解しながら、右往左往する自分がいるのも本当のところだ。
 大切なことは、自分が本当にしたいことが何であるか、という事であり、その見つめる方向に周囲の幸せもあると信じることかもしれない。
posted by nishioka   全般    

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