07.01.31, 01:36

子育ての荒行

 この時期、特に一年の総決算も含めての保護者の方との懇談が多くなる。
 私も改めて、一年前のその子どもの様子を思い出しつつ、振り返ってみる。色々な課題ももちろん無いわけではないが、成長の跡も必ず思い浮かぶ。思い浮かんだ成長をお母様に話す。
実は、これが一番嬉しいし、楽しい瞬間である。私が見つけた「成長の跡」を話すと、必ずお母様も嬉しそうな表情をされる。
 確かに、人間が成長するには、課題を見つけ、それを克服すべき努力をしなければならないのだろうが、私は、長所を発見し、そこを伸展させる、或いは長所を自覚し、その自信から波及して実力をつける方法に賛同する。
 それにしても、いつも思うが、神様はしっかりと私にすばらしい我が子三人も同時にお与えくださったと感謝する。
 不思議と、どの他人様のお子さまの話をさせて頂く時にも我が子との照合作業もする。比べているのではなく、この子がいなければこの話もできなかったろうな、と最近よく感じる。
 そして、よそ様のお子さまの話をしつつ、実は自分にも言い聞かせているのが本音である。
 子どもに声をあげて怒っていてはいけないなあ。
 そう思いつつ、帰宅すると、もう深夜零時近くになろうと言うのに、小学2年生の三男までもまだ起きているのだ。
「おまえら、いい加減にしろ!」
 あらあら、つい先ほどまで思っていたことと全く違う言動に出ている。我ながら呆れる。しかし、これこそが、「子育て行」の荒行である。
 そう、ゆっくりと呼吸して・・・。
 それでも、寝静まれば、どの子もかわいい、心からそう思う。
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07.01.29, 21:30

まだまだ「ある・ある」捏造問題

 それにしても呆れたものだ。
 納豆のダイエット効果捏造に端を発した「発掘!あるある大事典」の番組捏造問題だが、次々と出てくる。
「味噌汁減量」「レタス快眠作用」「小豆あんこ脳活性化」・・・、よくぞここまでやってくれているものだ、と報道を見て開いた口がふさがらない。
 いずれもが私自身がTV放映を見ていたわけではないが、恥ずかしながら納豆は噂を聞きつつ始めたばかりだった。
 ただ、納豆は大好物なので、捏造発覚以後もおいしく頂いている。
 結局、このブログで何度も触れた来たことだが、「嘘は必ずばれる日が来る」のであり、こうなったのがむしろ遅いぐらいで、当然の流れであろう。
 だが、私たちの落とし穴が見え隠れする一つの事件であり、警鐘を鳴らしてくれたものと捉えることが肝要だ。それは、TVやインターネットというメディアから流れる(取り入れる)情報の正確性には、疑問を持って、自己責任の下、インプットしなければ、誤りや意図した情報がある、ということだ。
 とは言っても、私たちには正確性の検証ができない情報もあり、やはり、マスコミ側に信頼性を損なうことがないよう、しっかりとした綱紀粛正を求めたい。
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07.01.28, 21:33

ギブ・キッズ・ザ・ワールド

 午後から、豊中少路教室の発表会だった。
 発表会があると毎回思うことは、久しぶりに会った子ども達の身体も含めての成長に驚き、とても嬉しくなる。
 開会のご挨拶でGive Kids The World(ギブ・キッズ・ザ・ワールド)のお話をさせて頂いたが話さなかった事も含めて詳細をお知らせしよう。
 それは、今朝起きると、弊社スタッフからのメールが来ており、一昨日の私のブログ「ドナルド・マクドナルド・ハウス 」を受けて、アメリカにあるGive Kids The Worldの紹介(http://www.gktw.org/)だった。不勉強ながら、初めて目にした内容で思わず、そのホームページをずっと眺めつつ、感動していた。
 創設者であるHenri Landwirth(ヘンリ ランドワース)が、難病の子どもの夢を叶えるためにと作った、アメリカフロリダにあるその子どもと家族のための施設である。無料で招待される子どもとそのご家族は、航空券、食事、宿泊、遊園地のチケットを提供され、夢のような一週間をここで過ごすことができるそうだ。(日本からも招待されている)
 昼間はディズニーやユニバーサルスタジオなど無料で、並ぶ事もなく優先的に見ることが出来、帰ってきてからも数々の楽しいイベントを企画し、難病の子供のため、最後のクリスマスになるかも知れないとの思いで、毎週クリスマスの日を設けたり、また、看病のため両親は二人だけの時間もとったことがないので、1日だけデート時間を作って両親にも日頃の苦労を癒すことも企画されている。子どもの就寝時間を連絡しておくとディズニーワールドのキャラクターがおやすみの挨拶に来てもくれる。Give Kids The Worldはフロリダの、ユニバーサルスタジオとディズニーワールドの近くにあり、ボランティアの温かい心と奉仕によって支えられ運営されているのだ。一家族を招待すると多額の費用がかかるが、費用は、企業や個人の寄付によって賄われている。(宣伝を目的とした企業は寄付を受け付けないそうだ)寄付をした企業は、星の形をした小さ目のパネルに社名が刻まれ壁に掛けられるだけだ。
 個人の寄付も大きな頼りだ。是非、このオーダーフォームから、敷石を200ドルで購入してあげてほしい。(http://www.gktw.org/downloads/paver.pdf)
 ホームページによれば、70エーカー(デイズニーワールドよりも広い)という広大な土地にアメリカ全土だけではなく、50ヶ国から招待を受けた75,000以上のご家族がここで夢の一時を過ごしたようだ。
 Henri Landwirthが、Give Kids The Worldを作ろうと思った経緯は、ホテルの支配人をしている時、キャンセルされたある家族のことからで、どうしてキャンセルされたかと調べると、難病の子が「ミッキーマウスに会いたい」との夢を両親が叶えようとホテルを予約したのだが、その願いが届くことなく、子どもは亡くなり、キャンセルになったことを知ったことからだった。
 Henri Landwirthはユダヤ人のため、アウシュビッツ収容所で苦しい体験をし、20ドルのお金をもってアメリカにわたり、ホテルのボーイからスタートし、相当の努力と苦労をへてホテルのオーナーにまでなるのだ。
 ところが、1986年、この家族を知り、全財産をかけ、ディズニ-ワールドの側に、広大な土地を購入する。そして、いろいろな企業へ協力を呼びかけ、施設を完成させるのだ。
 「私が契約書にサインしたのはこの土地を購入した時だけ、あとはすべて握手だけで、この事業が完成した、施設の建設、運営の費用、家族の招待費など、すべてが、人の善意で動いています」と話す。
 普通の人ではできないことだ。
 ずっと、私が子どもに言いづけていること。それは、単なる願望ではなく、本気の思いがあれば、お金などなくとも、必ず形となる日が来ると言うことだ。
 「お金はいろいろなものを引き出すことができるため、お金は人間を貪欲にする。お金があるないなどは、人生や生き甲斐には関係ない、人の立場に立ち、自分がこのような病気だったら、こんなことをされたらどう思うかなどと考えてほしい。そして人の役にたつ喜びこそ、人生を豊かにして、君たちにも素晴らしい人生を与えてくれる」と彼は子供たちに語りかけている。
 正にその通りである。

 様々な人生がある。それでも、今日のような発表会に参加でき、子どもを抱きしめたり、拍手を送れる今の私たちの置かれた環境に幸せを感じてほしい。

 今日は家族そろって夕食を共にした。有り難い時間が流れる。
posted by nishioka   全般    

07.01.28, 00:13

子どもを非行化させるコツ

 中学生のお母様方を対象に午前の部と夜の部の各1時間半ほどの母親教室を行った。
 中学生の親子コミュニケーションの取り方がメインテーマではあったが、「子どもを非行化させるコツ」10箇条を中心にお話しさせて頂いた。
 「子どもを非行化させる」とは?と思われるが、これは逆転の発想であり、実は、これを知ることで良い導きが理解できるのである。アメリカのデンバー少年裁判所が発表した「子どもを悪くする法」が原典であり、これを多摩少年院の院長が翻訳され、小田原少年院が公に発表されたものと聞いている。
 来月2月24日(土)にも再度この母親教室を上牧で行うので、詳細は触れないが、ご興味ある方は、是非おいで頂きたい。
 結局、「非行に走る」云々に関係なく、この10箇条は教育の基本でもあり、少しでも、心に留め、実践してほしい内容でもある。そして、お子さんの年齢に関係なく、最も大切なことは、何が得意で何が不得意だの問題や偏差値をいくつあげることが条件などと別の角度から見れば、貧困な考えではなく、子どもの存在そのものを認め、褒めてあげるべきタイミングでしっかり褒めてあげ、今の自分のおかれている状況の幸せを認識し、感謝することなのである。そして、実は、これこそが、本当の意味での成績アップにもつながる道であると理解してほしいと力説した。
 そして、今日の話の一つでも心に留め、実践しようと心がけることで自らの成長にもつながることをお話しした。子育ては、実は自分を成長させる道でもあるのだ。
 ところが、人は習慣化されないまでは、本質は変わらない。時々、本日のような時間を皆さんと共有していくことが私に課せられた大切な使命だとも改めて感じた次第である。
 私も何を隠そう、自分自身にも言い聞かせながら、お話ししていたのであり、大上段からの立派な先生のご講話とは全く異なるのである。 
posted by nishioka   全般    

07.01.27, 00:37

ドナルド・マクドナルド・ハウス

 今年中学3年生となる私の受け持つ生徒が入院しているため、国立循環器病センターへお見舞いへ出かけた。
 今回は検査入院ということもあり、顔色もよく元気そうで安心した。
 だが、この病院は全国的にも有名であり、難病の子ども達も全国から多く入院している。その子ども達を横目に病室へ向かうには心苦しいものも正直感じた。ご家族の心労を思うとそう感ぜずにはおられない。
 そんな中、この病院の真向かいに、茶色の真新しい2階建てのすてきな建物が建っていることをご存知だろうか。
 これは、一昨年10月、国内4号目の「ドナルド・マクドナルド・ハウス おおさか・すいた」である。 穏やかな環境の中で、子どもや家族が安心して過ごせる“我が家のようにくつろげる第2の家”を目指して、ハンバーガーのマクドナルド社の持つ財団法人が建てられたものである。
 この「ドナルド・マクドナルド・ハウス」の誕生の至ったお話をご紹介したい。
 1974年、アメリカのフィラデルフィアでアメリカンフットボール選手として活躍していたフレッド・ヒルの3歳の愛娘が白血病にかかり、入院することになり、娘の入院中、彼がそこで目の当たりにしたものは、狭い病室で子どもの傍らに折り重なるようにして寝ている母親、やむなく病院の自動販売機で食事を済ませる家族の姿だったそうだ。彼もまた入院先の病院が自宅から遠く離れていたため、精神的にも、そして経済的にも苦痛を感じていた。
 そこで彼は、病院の近くに家族が少しでも安らげる宿泊施設ができないものかと考え、病院の近くにあるマクドナルドの店舗のオーナーや病院の医師、フットボールチームの仲間の協力を得て募金活動が進められ、そして、彼らの切実な願いを多くの人たちが分かち合い、1974年フィラデルフィア新聞社が提供してくれた家屋を改造し、世界初の『ドナルド・マクドナルド・ハウス』が誕生したのだ。
 ファーストフード発祥の一つであり、カロリー過多、肥満への元凶とも揶揄されるマクドナルドではあるが、一方では、こんな通常ではできない社会貢献もされておられる。
 1泊1000円で宿泊でき、スタッフは、ボランティアの方が献身的にあたっておられるそうである。
 現在、日本には、5ヶ所の『ドナルド・マクドナルド・ハウス』があり、病気と闘う子ども達とその家族のために日々活躍しているのだ。
 きれい事でもなく、哀れみからでもなく、私もいつの日か別の形での社会貢献もしてみたい。大きな事をしようなどと言うのではなく、とにかく少しでもお役に立てるのなら、という気持ちからここに僅かだが寄付をさせて頂くこととした。
 見舞った帰りの車の中で、『ドナルド・マクドナルド・ハウス』に頭を下げた。
posted by nishioka   全般    

07.01.25, 23:19

「遊び」の大切さ

 知人と電話で話していて、「そうなんだよね」と頷きながら考えさせられた。
 先日のブログの「今の子どもたちは習い事が多すぎる」の話題を受けての話だったが、今の子どもたちは「遊び」を知らないという実は大きな問題の提議だった。
 何を隠そう、我が家の小5の次男、小2の三男も時間の使い方が下手なのか、毎日宿題をし始めるのにも時間がかかり、夜遅くに寝ることが多いのだが、放課後もよく友達が遊びに来ている。夏などは近くの公園で泥んこになりながら暗くなるまで遊んでいることもあり、そんな子ども達でさえも、何度か自宅に来た際に部屋を覗いて、「えっ」と思ったことがあるのだ。
 一人が、テレビゲームをしている。その横で任天堂DSを各々、黙々としている友達がいる。
「せっかく遊びに来ているのだから、みんなで遊んだ方がいいじゃない」私が思わず、声をあげると、
「みんなで遊んでいるんだから、お父さんはあっちへ行っててよ」と言われてしまったことが一度ではないのだ。
 各々がTVゲームしているのだったら、いちいち一つの場所に集合する必要もないのに・・・と思ったのだが、彼らには、違うゲームをしていても、その間、間にかわされる会話があるからなのか、妙な連帯意識は確実にあったような感じを受けた。「こんなの遊びじゃないのに・・・」と私は声にならない声をあげたのだ。
 一方、今日、電話で話していた方のお子さんは、今年大学生となられるが、ずっと、野球一筋、体育会系で過ごしてきてこられたお子さんだ。そのグループが部屋で何人かが集まっていたそうだ。女の子やゲームや極めつけはギャンブルに狂う人よりもよほど良いとは思ったが、聞いて失礼ながら思わず笑ってしまった。もう大人とも呼べる年齢になりながら、ボクシンググローブがあったので、みんながパンツ1枚になって、実際にボクシングをして遊んでいたそうだ。
 健康的で最高!とは思うが、どこか変でもある。確かに、少なくとも自宅でする「遊び」でない気もする。
 幼児の頃の「遊び」がとても大切なのである。そこでゲームに興じた子ども達が何かクリエイトする力はあるのだろうか、危惧するのは私だけではないだろう。
 自動車は、戦後の日本の復興と経済の成長に大きく寄与した。しかし、そこから出された排気ガスは地球と私たち人間の健康にも大きな被害をもたらした。そして、今やトヨタはGMやフォードを抜いて世界一の自動車メーカーとなった。そこには企業努力もあるのは当然だが、経済優先主義の政府の後押しもあってのことだと言えるだろう。
 任天堂やソニーのテレビゲームの成長もどこか似ているのではなかろうか。今や任天堂はあのアメリカの象徴とも言えるメジャーリーグの球団を保有するまで成長した。
 もう、誠に残念ながら、我が家からテレビゲームの追放は無理だろう。
 しかし、本当にこれで良いのだろうか。
 せめて、幼児期は、自然の恵みでもある木々や石ころから遊びを創造して、皆でルール作りをしての「遊び」が一番大切だと思った次第である。
posted by nishioka   全般    

07.01.24, 23:45

入試の合格、不合格

 中学受験の合格発表はまだ二次、三次を残すところはあるものの、ほぼ大勢は決したようだ。
 中学受験は大学受験に比べて保護者の方の物心両面にわたるサポートがなけれぱありえないものでもあり、「親の受験」と呼ぶ人さえいる。
 確かに受験するのは小学6年生のまだ子どもであり、周囲の影響を受けない限り、「僕の志望校は○○中学です」などと言うはずもない。
 色々なところから、電話が入る。
「先生、お陰様で合格できました」弾んだお母様の声にこちらも思わず、弾んだ声をあげてしまう。
 ところが、残念ながら、不合格なった場合、こちらから返す言葉も見失う。
 よくよく考えてもみれば、中学受験などというものは、最終学歴とは関係することもなく、途中経過ではあるが、子どもにとっては、一部小学受験した子どももいるが、殆ど記憶にも残っておらず、初めての受験と呼べるものでもあり、実力も出し切れないまま、終わってしまった子どももいることだろう。
 ただ、「本気」でその学校へ入学したいと強く思った子どもは合格しており、実力とは関係のないところで、不合格となった子どもは、どこか「本気」が足りていなかったと思わざるをえない。もう少し補足すれば、「本気」の子どもは直前の目の色も違うので受験前であってもその合否は長年の感で合否の結果は的中はするほどだ。
 合格・不合格と関係なく、「本気」で学習に取り組んだその努力は、必ずいつか実になる日がくるのであり、その努力を礎にまた何か役立つ日が来るとも言えよう。
 合格した子どもには、心から「おめでとう」と言ってあげたいが、第一志望不合格となった子どもにも、「ご縁のあった学校で精一杯やるんだよ」と言ってあげたい。
 与えられた環境で腐らず、努力することが輝く明日につながることをだれもが知っていることだと思う。
 さあ、大学入試の本番も間近、私立高校の入試までも2週間、慌ただしくも楽しみな季節を迎える。
posted by nishioka   全般    

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